マミーRのMidwest Style

アメリカ中西部の日常、アメリカ企業でExempt(管理職)の働き方、ハーフ・バイリンガル育児、アメ人夫、映画・ドラマのこと

国際結婚が上手くいくたった一つの方法

f:id:mommyR:20171001130407j:plain

 

 

国際結婚は離婚率が通常の結婚より高いと言います。国際結婚と言っても、夫が日本人の場合、妻が日本人の場合、日本に居住しているか、子供はいるかどうかなど様々な要素がありますが、今日は私がみた国際結婚のうまくいくコツを書いてみます。

 

私の周りには日本人妻と呼ばれるアメリカ人と結婚しアメリカに住んでいる女性がたくさんいます。その中でもうまくいっているカップルを見ると、一つの共通点があります。

 

子供がいても夫婦必ず同じ寝室で寝ているということです。

 

 

子供が生まれても添い寝をしないアメリカ人

 

私は子供が生まれてこれまで一度も添い寝(添い乳含む)をしたことがありません。これを言うと日本の友達にはすごく驚かれます。まず出産が終わって病院で新生児と一緒に夜を過ごすとき、医者から絶対に自分のベッドに赤ちゃんを置かないよう強く言われます。必ずコット(ベビーベッド)に入れて寝かすように言われます。うっかり寝てしまい赤ちゃんを圧迫してしまう恐れがあるためです。

 

退院して家に帰ってきても同じく添い寝はしないように指導されます。かと言って抱っこでようやく寝たと思ってベビーベッドに寝かせた瞬間に泣くというのが通常の新生児の反応でとてもきついのです。だから自分も横になって授乳しながら寝かせるパターンが最初は一番楽です。日本では布団を引いてこのパターンで赤ちゃんのお世話をするのが一番ポピュラーなのではないでしょうか。

 

さてこちらはもちろん地べたに布団を敷くなんてことは一般的ではありません。だからどうしてもベッドに寝かせざるを得ない。なので夫婦のベッドで私と息子が一緒に寝て、夫に別の部屋で寝てもらいたかったわけです

 

が、私の夫はそれに賛成してくれませんでした。夫婦は一緒に寝るものだと言って譲りません。このことで何度ケンカしたことか…。

 

当然ベビーベッドに寝かす度にグズります。しかし新生児なんて泣くのが仕事ですから、どんなやりやすい赤ちゃんでも最初の数か月はこちらが寝不足になることを覚悟しなければなりません。

 

さて息子の場合は生まれてから一か月で夜はまとめて寝てくれるようになりました。個人差もあるとは思いますが、私はやはり別々に寝るようにしたからぐっすり眠れるようになったのかなと思っています。2歳になる息子は生まれてこの方ずっと一人でベッドで寝ています。こうなるとやはり夫婦一緒のベッドで寝続けてよかったなと思うのです。

 

ケンカをしてもその日の夜には仲直り

 

物理的距離が近い=心理的距離も近づきやすいと思っています。遠距離恋愛が難しいのはそのためではないでしょうか。ケンカをしても夜には強制的に隣で寝るのですから、そこに会話が生まれ仲直りに一歩近づきます。これがもし私と息子が一緒に寝ていて、夫が別室で寝ていたとしたら、仲直りのきっかけも作れません。アメリカでは大人と子供の空間がきっちり分けられています。子供と言えども一つの人格として尊重し、また夫婦が家族の最小単元としてその関係が重要視されます。

 

私はもちろん結婚するまでは日本的な文化で育ちましたから最初は理解できませんでした。子供が生まれてからは特に息子を最優先させてきました。息子が人生で一番大切なものになりました。

 

息子には心臓でもなんでもあげられる、でも夫には肝臓までです。

 

 最近夫から、月に一度くらいは夜にベビーシッターを雇って夜に二人で出かけたいと。最初は軽くあしらっていました。息子が一緒じゃなきゃ出かけても楽しくないと。でもその言葉はすごく彼を傷つけていたことにようやく気が付きました。これも夜寝るときにぼそっと横で言われました。そこで私ははっとしました。もし逆の立場だったら私はかなり傷ついたことでしょう。

 

ということで私が実践しているコツは、とにかく夜は必ず同じベッドで寝るということです。